ぎもん犬大企業の経理ってぶっちゃけラクなの?
経理への就職・転職を考えている方なら、結構気になる内容ですよね?
実際、私も新卒で経理に配属される前はめちゃくちゃ気になっていました。
世間では、
「大企業は年収が高くて福利厚生も充実しているからラク」
と言われる一方で、
「決算期は激務」「責任が重くてメンタルがきつい」
といった声を聞くこともあります。
正直、「結局どっちやねん!」って感じですよね?(笑)
そこで今回は、新卒で大企業に入社し、そこで約4年間働いた実体験をもとに「大企業経理は本当にラクなのか?」について言及していきます。
- 大企業経理が「ラク」と言われる理由
- 私が実際に経験した大企業経理の働き方
- 大企業経理を目指す際に失敗しないためのポイント
上司のたまさん大企業経理に興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね♪
はじめに|この記事を書いた人
- これまでの経歴は?
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- 新卒で大手インフラ系に入社。激務と人間関係のストレスで4年で転職
- 通信のベンチャーで営業として入社するも3ヶ月で退職
- 家族経営の中小メーカーへ転職。薄給&残業代なしで2年で退職
- 現在は上場企業の子会社に勤務。自由でのんびり働けてます
- 持っている資格は
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- 簿記2級
大学2年生で独学合格 - 税理士科目合格 財務諸表論
大手予備校で学習。大学3年で合格 - 建設業経理士2級
社会人1年目で独学合格 - TOEIC700点
アラサーから勉強開始&2年で獲得 - FP3級
家購入を期に取得
- 簿記2級
- 現在の年収レンジは?
-
現在の年収は 600万円台(福利厚生を含めると700万円弱)。
直近の転職で年収100万円アップを実現し、現在はバランス重視の環境を確保
【結論】大企業経理が楽かどうかは会社による

身も蓋もない結論になってしまいますが、大企業の経理がラクかどうかは会社によりけりです。
「それを言っちゃおしまいだろ!」と思われるかもしれませんが…
「天国のようなホワイト大企業」もあれば、「激務で倒れそうなブラック大企業」も存在するのが現実なんですよ。
ただ、それだけでは味気ないので、10年の経理経験から「こういう部分で違いが生まれる」というポイントはお伝えできます!
- 会社規模
売上・従業員数、上場か非上場か - 組織形態
自社の部門数や、子会社・関連会社の多さ - 業種
製造業、建設、商社などビジネスモデルの違い
上司のたまさん具体的に解説していきますね♪
①会社規模
一般的に会社規模が大きくなるほど、取引量や管理すべき数字は増えていきます。
まあ、大企業は業務が細かく分業されているので、一概に「大企業=仕事量が多い」とは言えませんが…
それでも、会社が「上場」していたりするとヤバいです。
株主総会や決算発表という、動かせない締日が決まっているイベントが多いので、タイトな日数でも数字を仕上げないといけないことも…
さらに、各種監査対応や内部統制(J-SOX)の評価など、中小企業では発生しないヘビーな業務が増えるのも事実。
新人のジャック普通の会社よりも、やらないといけないことが多いんですね…
②組織形態
実は、個人的に最も重要だと思っているのが組織形態です。
会社の組織が複雑になるほど、関係部署との調整や確認業務は増加します。
また、子会社やグループ会社が多い企業では、連結決算やグループ間取引の管理などもやらなければなりません。
中には子会社の決算を親会社の経理担当がやることも…。(実質、2社分の決算を同時に回すのでヤバイ)
経理担当者からすると、
「仕訳を入力する時間より、確認や調整をしている時間の方が長い」
なんてことも珍しくありません。(私がそうでした…)
③業種
最後の『業種』ですが、これもめちゃくちゃ大事。
メーカーやIT、建設業など色んな業種があり、それぞれのビジネスモデルが経理の忙しさに直結することも。
例えば、メーカーであれば原価計算は避けて通れません。
配属先によっては、工場経理としてひたすら泥臭い原価計算や在庫管理と格闘するということも。
また、建設業だと「工事進行基準(現在の収益認識基準)」などの管理がもう大変。
会計士からもかなり厳しく目を付けられるポイントなので、一切の妥協なく厳密に管理していかないといけないプレッシャーがあります。
あと、業種に加えて「顧客層がどこか」も意外と重要です。
- 一般消費者(BtoC)や個人事業主が中心の会社
入金確認や督促などの「債権管理業務」]が膨大になりやすく、泥臭い対応が増える - 一定規模以上の法人(BtoB)が中心の会社
決済条件がカッチリ整備されているケースが多く、債権管理の負担は比較的小さめ
このように、「どの業種の、どんなビジネスモデルの会社か」によって、経理の日常業務は180度変わります。
イヌヤマ「経理だからビジネスモデルなんて知らなくていい」なんてことはありませんよ!
【実体験】新卒で入社した大企業経理は正直大変でした

では実際に、私が新卒で入社した大企業はどのような会社だったのか。
業種はインフラ系。従業員数は1万人以上で、全国に拠点を持つ大企業でした。
総合職として入社し、数か月の研修を経て希望していた経理部門へ配属。
「ついに念願の経理だ!」

①鬼の電話対応&他部門との調整業務
まず、新人の登竜門とも言える電話対応。
もちろん私も例外なく担当しました。
これまで3社で経理を経験しましたが、電話の多さは圧倒的にこの会社がNo.1でした。
支社経理だったため、管轄する複数の支店や営業所から問い合わせがひっきりなしに入ってきます。
さらに規模の大きな会社では、一つの案件に複数部署が関わることも珍しくありません。
すると、
- 「この件は誰が対応するの?」
- 「結局どこの部署の担当なの?」
という宙ぶらりんな案件が頻繁に発生します。
そうなると経理が間に入り、『誰が』『いつまでに』『何をするのか』を整理しなければなりません。
新人のジャック黙々と自分の仕事をこなせばOK!
…なんてことはありませんでした(涙)
②部門内外の人間関係の難しさ
こればかりは運の要素もありますが、人間関係にもかなり苦労しました。
よくネットでは、「大企業は分業制だからラク」と言われていますが…
私がいた場所では、担当業務が細分化されていたことで別の問題が発生していました。
例えば、
「この案件って誰の担当?」
それは部内だけではなく、他部署との間でも頻繁に起こっていました。
仕事の采配がヘタな上司であれば、
- 仕事ができる人
- 言いやすい若手
まあ、大体はこのような人たちに仕事を押し付けていましたね(笑)
上司のたまさん大企業は上司のマネジメント力で仕事のやり易さが変わると言っても過言ではないですね…。
③新人でも容赦のない業務量
そして何より大変だったのが業務量です。
2年目には終電近くまで働く日が続いた時期もありました。
今振り返ると、その経験が現在の仕事にも活きているので無駄だったとは思いません。
ただ、当時は本当にしんどかったですね。
会社の規模が大きくなると、それだけ取引も案件も増えます。
そして、どこかで必ずトラブルが発生します。
請求ミス、契約ミス、システムトラブル、部署間の認識違い―。
もし、「暇な時間が嫌い」「常に忙しく働いていたい」というタイプなら向いているかもしれません。
イヌヤマ私のような「ゆるく平和に働きたい」タイプにはハードな環境でした…。
給与や福利厚生でプライベートは超ラクできた話

ここまで読むと、「全然ラクじゃないやん!」と思われるかもしれません。
実際、仕事だけで考えるなら、私は決してラクだったとは思っていません。
ただし、給与や福利厚生まで含めて考えると話は別です!
イヌヤマここからは、「大企業に入って良かった」と感じた部分についてお話しますね♪
給与水準が高く、各種制度が充実
仕事が大変な分、同年代と比べて給料はかなり良かったです。
それだけではなく、『カフェテリアプラン』といった、従業員へのおこづかいみたいな制度もありました。
更に財形貯蓄制度もあり、自動的に貯金ができる制度も整っていたのは◎。
新人のジャック大企業に入れば、お金に困ることはなさそう…!
特にありがたかったのは寮・社宅制度
個人的に一番恩恵を感じたのは、寮・社宅制度でした。
私が勤めていた会社では、
- 寮なら月5,000円程度
- 社宅でも月30,000円程度
このように、家賃をかなり抑えられて生活できました!
上司のたまさん給料の少ない若手にとっては、最高の福利厚生ですね♪

土日は自分の好きなことにお金を使える!
このように、給与水準が高く、各種補助制度もあり、住宅費も抑えられた結果…。
土日はお金を気にせず、自分の好きなことに没頭できました!
長期休みの時は好きなアニメの聖地巡礼に行ったり、アイドルのライブに参加してたりしてました。
イヌヤマ休日の充実感はハンパなかったです!
大企業経理に向いている人・向いていない人

ここまでの話を基に、私が思う『大企業に向いている人・向いていない人』をお伝えします。
もちろん会社によって違いはありますが、一つの参考としてご覧ください。
大企業経理に向いている人
- バリバリ仕事をして、しっかり稼ぎたい人
業務量が多い分、若いうちからさまざまな経験を積める - 福利厚生を活用して、生活を豊かにしたい人
家賃補助、財形貯蓄、各種割引制度などで生活が潤います - 会社のブランド力や安定感を重視したい人
社会的信用は大きく、ローン審査や転職活動などで大活躍
新人のジャック仕事バッチこい!っていう上昇志向の方向けですね~。
大企業経理に向いていない人
- のんびり、自分のペースで働きたい人
期限に厳しく、連結などの難しい業務が多いので大変…。 - 根回しや調整業務が苦手な人
調整業務は不可避。慣れるまでは本当にキツイ…。 - ずっと地元で働きたい人
3年~6年のスパンで必ず転勤が発生する…。
上司のたまさん華やかに見える大企業だけど、こういう裏事情も知っておこうね♪
大企業を目指す方へのワンポイントアドバイス

ここでは、大企業で約4年間働いた私から一つアドバイスがあります。
転職で大企業を目指すなら「実務経験+資格」が超大事
大企業の経理は人気が高く、応募者も多いため、未経験ではかなりキビしいです…。(そもそも求人が少ない)
なので、未経験の方はまず中小~中堅や大手子会社で実務経験を積むようにしましょう!
大企業よりも未経験OK求人が多いので、まだチャンスはあります。
税務や連結などを経験していれば鬼に金棒。めちゃくちゃ強みになります。
上司のたまさん最低でも3年間はしっかりと経験を積むように!

簿記2級は必須
実務経験に勝るものはありませんが、関連資格の有無も重要。
大企業ともなれば、まず『簿記2級』の合格は必須といっても過言ではありません。
どの求人にも募集要項に『簿記2級必須』と書かれているくらい、大企業にとっては持っていて当たり前の資格です。

ハイレベル資格があればなお良し!
基本的には『実務経験×簿記2級』で太刀打ちできますが、ハイレベルな資格があれば更に可能性が広がります。
- 英語(TOEIC)
目安は500点以上。大企業・上場企業は英語が大好き - 簿記1級・税理士の科目合格(簿財どちらか)
よっぽど変な経歴でなければ、書類選考はまず通る
私の実体験では、『TOEIC500⇨財表⇨簿記論⇨簿記1級』(右にいくほど超難関!)という感じ。
TOEIC500はスタディサプリ ENGLISHを使えば、英語力皆無の方でも1年愚直に積み上げれば達成できます。

財表・簿記論は生半可な覚悟ではまず合格できません。
大学生の時に簿財をチャレンジしましたが、時間に余裕のある大学生でも学習はマジで大変でした…。
結果としては、財表は合格。その後の就活や転職で大いに役立てることができたので努力した甲斐はありました!

そして簿記1級も同様に生半可な覚悟では合格できません。
社会人になってチャレンジした時期はありましたが、1年ガチで勉強してもダメでした…。
ほんとにね、出題される問題がマニアックすぎるんですよ。工業簿記・原価計算なんてわけわかめ。
しかし、簿記1級は経理であれば超難易度というのは誰しもが知っていること。
もし合格すれば、他の候補者よりもかなり有利に選考を進めることはできるでしょう。

業種選定と企業調査には絶対に時間をかけること
これはガチでやってほしい…。
というのも、経理という職種は同じでも、業種によっては特定業務の負担が全然違うから!
例えば、私が勤めていた大手はインフラ系(建物の設備保守)だったんですが…、
ここでは、未入金先(金を払わない厚顔無恥の客)への対応が非常にめんどくさかったです!
特に個人オーナーとか、会社だけど実質オーナーだけのトンネル企業とか。
というのも、「保守料金を払わないなら契約終了です!」と簡単にできないんですよね。
その結果、営業とのやり取りが増えて、しょっちゅう会議を開くことに。
しかし、その後に勤めた会社ではそのようなことは一切なし。
取り扱っている商品的に個人の客先なんてありませんし、与信でOKになった企業としか取引してないので、ちゃんと期日通りにお金を払ってくれます。
なので皆さんも、会社の知名度や年収だけで選ばずに、
- どんな業界なのか
- 主な取引先は誰なのか
- どのようなビジネスモデルなのか
このあたりは、応募前に必ず調べましょう。
上司のたまさん「こんな仕事だと思わなかった…」と後悔しないよう、調査は必ずやりましょうね!
人生全体のキャリアプランまで考えて選ぶように!
最後に、最も重要なことをお伝えします。
それは、仕事だけでなく、人生全体のキャリアプランまで考えて会社を選んでほしいということ
というのも、大企業で働くうえで避けて通れないのが『転勤』。
全国に支社や工場を持つ大企業では、数年ごとにローテーションで異動させられるのがほとんどです。
私の会社でも、3年~6年単位で全国各地へ異動する人事が行われていました。
独身であれば、「いろいろな土地で生活できる」という楽しさもあります。
実際、私も若いうちなら転勤も一つの経験だと思います。
しかし、結婚や子育て、マイホーム購入を考え始めると話は変わります。
私の周りでも、
- 家を購入した直後に転勤を命じられた上司
- 結婚したタイミングで遠方へ異動になった先輩
など、可哀想な方が沢山いました。(会社エグッて思ったのは今でも忘れません)
もちろん、単身赴任という選択肢もありますが、その間は家族と離れて生活することになります。
子育てや家事の負担は配偶者に頼り切り。自分自身も慣れない土地で一人暮らしを続けることに。
こうした働き方が合う人もいれば、そうではない人もいるでしょう。だからこそ、
これをもう一度しっかりと考えてみてください。
イヌヤマ目先の条件だけでなく、10年後・20年後の自分の生活もイメージしながら進路を選んでみてくださいね!
大企業転職で使うべき転職サービス【実務経験者向け】

ここまで読んで、「よし!大企業を目指そう!」と決意された方もいらっしゃるでしょう。
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大企業・上場企業の経理を目指すなら、この2つは外せません。
MS-Japanは管理部門に特化しているので、「非公開の上場企業・大企業求人」が非常に豊富。
「経理として専門性を高めたい」「年収アップを狙いたい」という方には特におすすめです!
一方、JACリクルートメントは外資系企業やグローバル企業、大手上場企業に強い転職エージェント
コンサルタントの質が非常に高く、英語力を活かしたい方や、海外子会社とのやり取りがある超大手企業を目指すなら、JACの方が相性が良いでしょう。
(※その分、求めるスキル水準も高いですが、紹介される求人の質は本物)
上司のたまさん担当者との相性もありますからね。実際に使ってみて良い方をメインで使うでOKです♪
スカウト型サービス
| サービス名 | 特徴 |
|---|---|
ビズリーチ (スカウト型) | 市場価値がリアルタイムでわかる エージェントからのスカウトも届く ⇨直スカウトが届くと自己肯定感爆上がり! |
実務経験があれば、大企業や上場企業から直接スカウトが届くこともあります。
私も登録していましたが、予想外のところからスカウトが来たり、自分の市場価値を確認できたりと使ってみて面白かったです(笑)
ただ、エージェントからのスカウトもしょっちゅう届くので、これが結構うっとしい。
口コミ・評判サービス
| サービス名 | 特徴 |
|---|---|
オープンワーク (口コミ&スカウト) | 社員の「生の声」で裏取りができる 求人サイトとしての機能も充実 情報の鮮度や主観性に注意 |
転職会議 (口コミ&スカウト) | とにかく口コミ数が多い UIが見やすくてサクサク読める 口コミの質にバラつきがある |
口コミサイトは企業の内情を知るためのマストツール。
「同じ内容のレビューが3つ以上」あれば、それはほぼ間違いなくその会社の実態です。
- 残業時間
- 人間関係
- 転勤の有無
- 経理部門の働き方
これらは必ずチェックするようにしましょう!
イヌヤマ経理・財務の方の口コミはすべて確認するように!
まとめ|仕事が楽かどうかは会社次第だが、生活はラクになる
今回は、「大企業の経理は楽なのか?」というテーマについて、私自身の実体験をもとにお伝えしました。
結論をもう一度お伝えすると、大企業経理が楽かどうかは会社によります。
実際、私が新卒で入社した大企業では、
- 鬼のような電話対応
- 他部署との調整業務
- 新人でも容赦のない業務量
- 組織再編への対応
など、決して「楽」とは言えない毎日を送っていました。
一方で、
- 給与水準の高さ
- 格安で利用できる寮・社宅
- 財形貯蓄などの福利厚生
- 大企業ならではの社会的信用
といった恩恵を受けられたことで、生活には大きなゆとりが生まれました。
だから私自身の結論としては、
「仕事は楽じゃなかった。でも生活はめちゃくちゃ楽になった!」
です。
もちろん、これはあくまで私が働いていた会社での経験です。
大切なのは、「大企業」という肩書きだけで会社を選ぶのではなく、
- 自分がどんな仕事をしたいのか
- どんな生活を送りたいのか
- 将来どんなキャリアを築いていきたいのか
まで考えたうえで、自分に合った会社を選ぶことです。
そのうえで、「やっぱり大企業で経理として働いてみたい!」と思った方は、ぜひ転職エージェントや口コミサイトも活用しながら、自分に合った企業を探してみてください。
上司のたまさんあなたの経理人生がより豊かになれるよう心から願っています♪




