困り犬経理に配属されて3年…。毎日同じことの繰り返しで飽きてきた。
営業の同期はイキイキしていて、仕事たのしそう…。
このような気持ちから、営業への転職を考えている方も多いのではないでしょうか。
実は私も、過去に「経理から営業」へ転職したことがあります。
しかし結果は…見事に失敗。わずか3ヶ月で退職しました。
今振り返ると、あのときの決断は本当に浅はかで、人生の遠回りでした。
同期の営業が自由で楽しそうに仕事しているのを見て、「自分も自由に仕事したい」という軽い気持ちで飛び込んだのですが、現実は想像以上に厳しかったです。
もし今、「経理の仕事に飽きた」「営業の方が向いてるかも」と感じている方がいたら、どうか少しだけ立ち止まって、この体験談を読んでください。



読み終えたころには、「経理から営業に行って後悔しないか?」の答えがわかるので、ぜひ最後までご覧ください
はじめに|この記事を書いた人(自己紹介)
- これまでの経歴は?
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- 新卒で大手の建設系に入社。激務と人間関係のストレスで4年で転職。
- 通信のベンチャーで営業として入社するも3ヶ月で退職
- 家族経営の中小メーカーへ転職。残業は減ったが給与が低く2年で退職。
- 現在は上場企業の子会社(商社系)に勤務。自分らしくのんびり働いています。
- 転職サービスは何社使った?
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エージェント7社、掲載型1社、スカウト型2社、口コミサイト2社
- 何社応募した?
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1回目はたったの3社。2回目・3回目はいずれも2~30社程度
- 内定はどれくらい取れた?
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1回目:1社、2回目:3社、3回目:5社
- 転職活動は全体的にどうだった?
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1回目:簡単(だけど失敗)、2回目:大変(失敗)、3回目:割とイージー(大成功)
- 持っている資格は
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- 簿記2級(大学2年生で合格)
- 税理士科目合格 財務諸表論(大学3年で合格)
- 建設業経理士2級(社会人1年目で合格)
- TOEIC700点(アラサーから勉強開始&2年で獲得)
- 現在の年収レンジは?
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現在の年収は 600万円台(福利厚生を含めると700万円弱)。
前回の転職で年収100万円アップを実現し、現在はバランス重視の環境を確保
- 満足した転職活動はできた?
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1・2回目:かなり後悔、3回目:満足!
経理の私が営業になろうと思った理由


私が初めて転職活動をしたときは26歳。大手建設会社の経理に入社して4年目の時でした。
新卒で入社したこの会社の経理は、残業も多くて人間関係も最悪…。ハッキリ言ってなかなかのブラック企業。
そんな劣悪な環境が嫌で、意を決して転職活動に踏み切ったのですが…
「同じ経理で転職したら、ここと同じ環境なんじゃないか?」という不安があり、経理で転職ということに対して前向きになれませんでした。
ある日、営業の同期と飲みに行った時、
- 営業は外回りの8割の時間はカフェでサボり
- 朝礼後、外回り行くフリして自宅に帰り二度寝
こういった話を聞いたとき、本当に羨ましいと思ったのです。
その同期達は正直に言ってバリバリ仕事ができるような感じではなく、周りの評価としてはいたって普通。
「こんなヤツでも、自由で楽しく仕事できるならオレも!」みたいな根拠のない自身もあり、この時に営業になることを決意。
今だから言えるのですが、完全に「隣の芝は青く見える」状態。
なぜ異動ではなく転職を選んだのか?
普通に考えたら、同じ会社で部署を変える「異動」でスタートする方が自然ですよね。
けれども、当時の私はそうは思いませんでした。
- 会社に借りを作りたくない!
- 人間関係をいったんリセットしたい!
- 営業と経理の仲介役にされるのがイヤ!
こうした理由から、未経験でもあえて転職で営業に挑戦しようと思ったんです。
特に大きかったのは、「会社に借りを作りたくなかった」という気持ちでした。
経理での仕事が嫌になり、「営業に行きたい」と正直に言ってしまうと、その瞬間に“会社に恩を売られた状態”になる気がしていたんです。
たとえば、異動のお願いを聞き入れてもらえたとしても、後からこんなことを言われそうで…



あの時わざわざ希望を叶えてあげたよね?
こんなふうに“貸し”を作ってしまうのがどうしてもイヤでした。
愛社精神があれば少しは踏みとどまれたかもしれませんが、そんな感情は一切なく、当時の私はとにかく“今の職場から抜け出したい”一心でした。
ベンチャー企業へ転職→3ヶ月で退職→経理へ復職


26歳という若さもあり、転職活動はそこまで苦労しませんでした。
活動期間はわずか1ヶ月。「通信ベンチャー」という意識高い系が好きそうな業種の企業から内定を貰えました
転職した会社はかなり自由度の高い会社で、大学のサークルのような感じ。
「よっしゃこれで人生勝った!」みたいにかなり喜んでたんですが、研修が明けると世界は一変。
- 社外だけじゃなく、社内の飲み会もめちゃくちゃ多い
- 大学生のようなノリがしんどい…。常に「ウェーイ!」
- 顧客対応にてんわやんわ。定時後に客先へ行くこともしばしば
- 「飛び込み営業なし」と聞いていたのに、実態はほぼ飛び込み
- 真面目にやっても売上出さないと評価はゼロ。完全実力主義社会
しまいには、営業車で交通事故を起こしてしまうという大チョンボも犯してしまい、この時完全に心が折れました。



前職の劣悪な環境で耐えれたんだから、絶対にやれる!
っと信じていたんですが、無理でした…。


特に合わないと感じたのは「アフター5が浸食されること」
未経験から営業に転職して、特に一番合わないなと感じたことは「アフター5の自分の時間が浸食されること」
先ほどもお伝えした通り、営業はとにかく飲み会が多い。マジで多い。
社内だけではなく、客先の飲み会にもほぼ強制参加。好きでもないオッサンをヨイショして常にグラスの酒の量に意識を向けておかなければならないのは本当に地獄。
そして飲み会だけでなく、定時後に客先へ呼ばれることもしばしば。予定があろうとも顧客最優先で動かないといけません。
しっかりと時間通りに、スケジュール通りに進めたい真面目な人にとってはかなりストレスに感じると思います。



ルーティン業務をコツコツとやるのが得意な方にはキツいですね(汗)
ベンチャー退職後は再転職で経理に復帰
自由を求めて営業に転職するも、結果は3ヶ月で退職。
「やはり自分は経理で働くしかないか…」と諦めの境地に至り、改めて、経理として復帰するために転職活動をスタート。
3ヶ月での短期離職ありということなので、再転職は苦戦するだろうと覚悟していたのですが、結果的には3社ほど内定を頂けました。(やはり経理の実務経験は強い!)
そして、無事に経理へ復帰することができたのですが、入社した会社がまさかのブラック企業…。
ビッ〇モー〇ーのようなゴリゴリの家族経営であり、上層部の意向には絶対服従の会社。
1社目のような残業地獄ではありませんでしたが、給料がなかなか上がらず、一緒に仕事していた直属の上司とも合わなかったので、2年で退職することになりました…。


3度目の転職で念願のホワイト企業へ!
家族経営のブラック企業に入社してしまった時は、「あぁ…またか。人生詰んだ…」みたいな感じで絶望しました。
ただ、26歳という年齢を考えると、もう一度かならずチャンスはあると信じ、家族経営の企業では経理のスキルを磨く&簿記1級の取得に向けて勉強することにフォーカスしました。
しかし、残念ながら簿記1級は不合格…(体験記事はコチラをご覧ください)
踏んだり蹴ったりの状態でしたが、この時すでに29歳ですでに家族経営で2年働いていました。
30歳になると一気に転職の難易度が上がると世間では言われていたので、簿記1級には合格していませんでしたが、思い切って転職することを決断。
短期離職の経歴あり&簿記1級も合格できていない状況だったので、かなり苦戦すると思ったんですが…
結果はなんと念願のホワイト企業へ入社することができました!
- 年収は世間の平均以上
- 福利厚生充実(寮・社宅制度など)
- 平均残業時間10h/月
- リモートワークOK
- フレックス制度あり
そして何より人間関係も良好で仕事がやりやすい!自分の仕事に集中できる!
経理→営業への転職失敗理由はズバリこれ


私の忘れ去りたい過去の経歴をざっくり紹介したところで、ここでは話を戻して「経理→営業への転職失敗」について話を深掘りしていこうと思います。
まず、そもそもなぜこんな大失敗を犯したかと言うと、考えられる原因は以下の3つ。
- 「隣の芝は青く見える状態」でデメリットの部分を見ていなかった
- 環境が合わなかっただけなのに、「経理が合わない」と勘違いしていた
- 自己分析や企業調査をまったくせずに、思い付きだけで行動していた
まずは、先ほども少しお話しましたが、「隣の芝生は青く見える」状態であったことは間違いありません。
営業の同期の話を鵜呑みにして、その職種の大変な部分に目を向けず、良い部分だけに目を向けて憧れを抱いてしまったのがいけなかった…。
これは「経理→営業」だけでなく、他の職種に転職する場合にもおこりうること。
経理から他職種へ転職を考えられている方は、どうかその職種に対して良い部分ではなく大変な部分も理解するようにしてください!
そして、もう一つはしっかりと自分自身について分析ができていなかったこと。
目の前の不満から逃げることしか考えず、冷静に状況を分析していませんでした。
その結果、失敗してから「環境が合わない=経理が合わない」と勘違いしていたことに気づいたのです。



少し考えれば防げたことなんですが…
「若かったこと」と「追い込まれた状況」だったので冷静に考えることができませんでした…。
結局ほとんどの人は「仕事のやり方」と「職場環境」が嫌なだけ
なんとか無事に経理へ戻ることができましたが、正直、あのまま営業を続けていたら…と思うとゾッとします。
苦い経験ではありましたが、このおかげで「あ、やっぱり自分には経理の仕事があっていたんだな」と改めて感じることができました。
そして、「辛かったのは仕事のやり方と職場環境だったんだな」ということも理解できました。
振り返ってみれば、たしかに私がいた大企業の経理は、
- 平気で部下に責任を押し付ける上司
- 面倒なことは全部押し付けてくるお局
- 後輩の行動を逐一把握したがるキモい先輩
- 経理=コールセンターと思っている他部門の社員
- いつ転勤が言い渡されるか分からない恐怖
…こうした環境の中で働いていたら、誰だって嫌になりますよね?
さらに「前からやっているから」という理由で、意味のない仕事を延々と続けるようなこともありました。
そうした状況が積み重なり、いつの間にか私は 「経理=つらい仕事」 と感じてしまっていたのです。
もし当時、職場を変えるという選択肢を冷静に考えられていたら、「営業に行きたい」なんて極端な決断はしなかったと思います。



「環境が嫌」=「経理が嫌」と思い込まないように。
一度立ち止まって、自分が何にストレスを感じているのかを冷静に整理してみてくださいね。
失敗を踏まえてのワンポイントアドバイス


失敗の原因を深掘りしたうえで、ここからは皆さんにガチなワンポイントアドバイスをしようと思います。
① 思い付きでの行動は絶対にNG!
若ければ若いほど、思い付きで行動を起こしがち。実際に私もそうでした。
もちろん時には思い切った行動も大切です。しかし、転職に至っては「なんとなく」で行動しても良い結果は生まれません。
特に、職種を変える転職であるならなおさらです!
私は、他職種の大変な部分に目を向けようとせず、隣の芝生は青く見える状態で「なんとなく転職したら状況良くなるやろ」という甘い考えで行動した結果、このようなことになって今いました。
② 自己分析は徹底的にやるようにしてください!
転職して失敗する人の多くは、自己分析をまったくやっていません。(実際に私も「自己分析?そんなんいらんやろ?」とナメていました…)
最低でも、
- 自分が転職で何を成し遂げたいのか?
- 「得意」なことは何なのか?(コツコツ業務?折衝業務?)
- これまでの仕事で何が合わなくて、転職でどう改善したいのか?



自分自身を深掘りするなんて、恥ずかしいしめんどくさい…。
その気持ち、本当によく分かります。私自身もそうでした(笑)
けれど、自己分析をやって転職の軸を明確にしないと、転職しても新たな不満が生まれて繰り返すことになります。
そして気づいたら、私のように短期離職をしてしまい経歴に傷をつけることにもなりかねません。
そうならないよう、自分は「どういう人間で・何が得意で・どうしていきたいのか?」を丁寧に分析してから行動するようにしましょう!
③ 自己分析ツールは必ず使うように!



自己分析の重要性は分かったけど、どうすればいいか分からない…。
自己分析をやりたくても、やり方が分からないですよね?
そういった方は、リクナビNEXTの「グッドポイント診断
ざっくりそれぞれのサービスの特徴をお伝えすると、
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正直なところ、これを使わずに他職種への転職を進めるのは、装備を何も整えず戦場に向かうのと一緒。



納得のいく転職をするなら、まずは自己理解から!
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経理が向いていない?環境が悪い?簡単チェック


ここでは簡単に「経理が合わない? or 環境が適してない?」の判断基準となるチェック表を紹介します。
- YES → Q2へ
- NO → Q3へ
- YES → 経理の仕事自体が合っていない可能性あり
- NO → 環境の影響で苦痛になっている可能性あり
- YES → 環境を変えれば解決する可能性が高い
- NO → Q4へ
- YES → 業務内容 or キャリア設計の問題
- NO → 現状は大きな問題なし(転職は慎重に)
どうしても自己分析がうまくいかない方へ


ここまで読んで、「診断を受けてもいまいちピンとこない」「結局、自分が何をしたいのかわからない」と感じた方もいると思います。
実際、自己分析は一人でやろうとすると限界があります。
そんな方は、最終手段として「マジキャリ」や「ポジウィルキャリア
キャリアコーチングでは、プロのトレーナーがあなたの価値観や強みを深掘りし、
- 本当に向いている仕事
- 今後どういうキャリアを歩むべきか
これらを一緒に整理してくれます!
転職エージェントの場合、転職させることが目的なので、無理に転職を勧められたり、内定が出たらゴリ押しで入社させようとすることもあります。
ただ、キャリアコーチングであれば、転職希望者が自身の納得のいくキャリアに進められるよう導くのが目的なので、変に転職を勧められたりはしません。
本気で自分のキャリアと向き合いたい人にとっては頼れるパートナーになってくれることは間違いないでしょう。
ただし、デメリットとしてそれなりに費用がかかる点は理解しておいてください。



とはいえ、どのサービスも初回面談は無料で受けられます!



「本当に価値があるのか?」は実際に面談を受けてみてから判断すればOKですよ♪
まとめ|経理から営業への転職で後悔しないために
今回は、私の実体験をもとに「経理から営業への転職はやめておけ」というテーマでお伝えしました。
本記事のポイントをまとめると、以下の通りです。
- 「営業は自由で楽しそう」という理由で転職するのは危険
- 経理が嫌なのではなく「環境」が原因のケースは多い
- 思い付きの勢いで転職すると、ほぼ確実に後悔する
私自身、本当に浅はかな行動をした結果、「ブラック経理 → 営業へ転職 → 3ヶ月で退職→ブラック企業」という最悪な経歴をたどってしまうことになりました。
ですが最終的に、自分に合った会社に入社でき、ようやく「経理として働くこと」に前向きになれました!
もし今、
- 「経理が向いていないのでは…」
- 「営業に転職した方がいいのでは…」
と悩んでいるのであれば、まずは一度立ち止まって自己分析をしてみてください。
「グッドポイント診断
そして、「一人ではどうしても判断できない」という方はキャリアのプロに相談するのも一つの方法です。
とにかく、焦って行動するということだけは本当にやめて!
目の前の辛さから逃げたくなる気持ちはよく分かります。ただ、だからといって思い付きで行動すれば私のように遠回りしてしまいます。
自身の経歴に傷をつけないよう、他職種にチャレンジするのであれば、慎重に・冷静に行動しましょう!



焦って転職する必要はありません!
しっかりと自己分析をすれば、“後悔しない選択”ができる確率は確実に上がりますよ!



どうか皆さんが、私のような経歴を辿ることがないように…。
後悔のない転職活動をするようにしてくださいね!










