困り犬経理になりたいんだけど…。



向いているかどうか不安です…。
経理を目指している方で、このような悩みを抱えてしまう方は結構いらっしゃいます。
実際にやったこともない仕事なので、不安に感じてしまうのは仕方ありません。



「経理になりたいんだけど、失敗したくない…」
そんな葛藤を抱えている方は数多くいらっしゃいます。
この記事では、そのような方のために、「経理に向いていない人の特徴」を現役経理が過去の実体験をもとに詳しく解説していきます。



当てはまる方は、「今後どうすべきか」といった部分までしっかり解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!


経理に向いていない人の特徴
①座りっぱなしでの作業が苦痛
経理の仕事は基本的にデスクワークが中心で、ほとんどの時間を座って過ごします。
立ち上がるのはトイレ休憩や、書類を印刷して取りに行くときくらいです。
そのため、腰痛もちの方や坐骨神経痛がある方にとってはかなり辛い仕事になります。
常に体調や痛みと向き合いながら業務を続ける必要があるので、長時間の座り作業に耐えられない人は経理には不向きと言えるでしょう。



決算期などは気づくと3時間たっていたなんてザラにありますね…。
座りっぱなしの苦痛を和らげる方法
- 1時間に一度は立ってストレッチ
- 姿勢サポートのクッションを使う
- 毎日ストレッチして下半身を柔らかくしておく
実際、私も大学時代は動き回るアルバイトばかりで、デスクワークの経験はゼロでした。
入社当初は「座りっぱなしなんてムリ!」と思っていましたが、慣れと工夫で克服できました。
②外回りや動きのある仕事がしたい人
「事務所で黙々と作業するなんてイヤだ!」というタイプの方には、経理は厳しい職種です。
経理はずっと事務内作業になるので、外出することはめったにありません。
机に向かって帳簿や資料とにらめっこしながら、ひたすら事務処理を続ける日々が続きます。営業職や店舗勤務のように動き回ることはなく、外出や出張が発生するケースは稀。



シーンとした事務所内で黙々と作業します…。
人によっては、めちゃくちゃ息苦しく感じるかもしれませんね。
外で働きたい人への解決策
- 社内で動きのある業務を担当する
⇨固定資産の担当になれば、現物確認や棚卸しなので何度か出張があるかも - 営業や総務との兼務ポジションを狙う
⇨中小企業では「経理+総務」といった兼務が多く、外出などもあります - キャリアの方向性を見直す
⇨本格的に外回りをしたいなら営業や採用活動を行う人事などが向いている
経理はどうしても内勤中心の仕事になるため、外で動くことを求める方にはミスマッチになりがちです。
「経理にこだわるべきか?」「動きのある職種を選ぶべきか?」を一度じっくり考えて、後悔のないよう決断してください。
③Excelが本当に苦手
パソコン操作が苦手で、Excelなんて触ったこともない…。
こういう方は要注意です。今はPC操作ができて当たり前ですし、経理は特にExcelを頻繁に使います。
私は学生時代にExcelをほとんど触らず、SUM関数すら分からないまま経理に入社。
当時の先輩が面倒見のよい方だったので、Excelでの簡単な資料作成の仕事を一緒にやってくれたりしたので少しはマシになりましたが、それがなければ経理をやめていたかもしれません…



これから経理になる方はExcel操作がマスト条件ですね!
Excelが苦手な方への解決方法
- 入社前に少しでもExcelに触って慣れておく
- Excel関連の書籍を読んで実践する
- パソコン教室に通う
一番効果的なのは「実際に触れて慣れること」です。
私自身も最初は大の苦手でしたが、使っているうちに自然と慣れてきました。結局は慣れと反復が大事です。
今は経理に特化したExcel本も多数出版されています。実務でよく使う操作を重点的に学べるので、時間のあるうちに読んで練習するのがおすすめです。
多少お金はかかりますが、短期間で一気に苦手意識をなくすことができます。
おすすめの経理Excel書籍
基礎的なExcelの操作方法から、経理実務に特化した関数やデータの整理方法までを幅広くカバーしています。
経理実務でよく使う関数やショートカットを網羅。新人経理にピッタリの1冊です
④細かい作業が苦手
イメージ通りですが、経理は細かい作業がたくさんあります。
例えば、伝票を作成するときには 「日付」「相手先」「金額」「計上部門」「勘定科目」 など、一つでも間違えると大きなトラブルに繋がることもあるため、細心の注意が必要です。
また、他部署から回ってくる書類に不備がないか確認したり、売掛金の入金チェックや支払い内容の精査など、信用問題に直結する作業も多くあります。
「細かい作業が苦手」「机に向かって集中が続かない」という方にとっては、経理は大変ストレスのかかる仕事になるでしょう。



実際、気が遠くなるほどの書類を一つひとつ確認していくこともあり、地味ながらも責任の重い作業が続きます。
細かい作業も苦にならなくなる方法
- 作業を細かく区切って進める
⇨1時間ごとに休憩をはさむなど、集中のリズムを作る - チェックリストを作る
⇨確認漏れを防ぎ、安心感も得られる - 作業の意味を理解する
⇨後工程を意識すると、自然と集中力が増す
一見地味な方法ですが、実際に続けてみると効果は抜群です。
私自身ももともとは大雑把な性格で、細かい作業に苦手意識がありました。
しかし チェックリストを作って一つずつ消化していく 習慣をつけたことで、「タスクを管理して確実に進められる」安心感が生まれ、逆に 「達成感があって楽しい!」 と感じられるようになったのです。
慣れてくると、自然と「どこに集中すべきか」「どこは大雑把でよいか」のバランスも掴めてきます。
➄仕事中でも1人の時間を確保したい
「仕事中でも一人の時間をつくって、ゆっくり考えごとをしたい」
そんな方は要注意です。
経理は基本的に事務所内で作業するため、常に周りに人がいる環境で働くことになります。
トイレ休憩で少し席を離れることはできますが、長時間一人になれるのは難しいのが現実です。(職場の雰囲気によりますが、席を立つだけでも気を使うことは多いです…)
「1人で黙々と作業したい」と思うタイプの方には、ストレスに感じる場面が出てくるかもしれません。



職場にもよりますが、ガチガチに監視されている感じはしますね…。
1人の時間を確保したい方の解決法
- 昼休みや休憩時間を有効活用する
⇨人の少ない時間を狙って外に出る、好きな飲み物を買いに行くなどリフレッシュ - 在宅勤務やリモートワークが可能な会社を選ぶ
⇨最近は経理でもリモート対応できる企業が増えており、自分の時間を取りやすい - 静かな環境を確保できる職場を探す
⇨部署ごとの雰囲気で差があるので、転職活動の際に口コミや見学で確認しておく
経理はどうしても「周囲に人がいる環境」が基本ですが、会社の制度や工夫次第で自分の時間を確保する方法は可能です。
転職活動では求人票の条件だけでなく、口コミサイト(例:オープンワークなど)も確認するように!
オープンワークを使うメリット


オープンワークを使えば、実際に働いた経験がある人のレビューを見ることができます。
求人票や会社説明会ではわからない「社内のリアルな雰囲気」や「制度が本当に使えるのか?」といった部分を確認できるのは大きな強みです。
実際に、在宅勤務やリモートワークは会社制度として導入されていても、上司の判断でNGになるケースもあるのが現実です。
だからこそ、就職や転職活動では
- 「制度を実際に活用できるか?」
- 「自分で時間を管理できる環境があるか?」
を口コミや体験談を通じてチェックすることが重要です。
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⑥ルーティーン業務はつまらないと感じる
「毎日同じ内容の仕事なんて絶対イヤだな〜」
経理はルーティーン業務が中心です。もちろん月次決算や四半期決算などイレギュラーな仕事もありますが、基本は同じ作業の繰り返しになります。
毎日、代わり映えのない職場・人間関係の中で、同じ業務をコツコツ積み重ねていかなければなりません。そのため、「毎日同じことを繰り返すのが苦手」な方にはつらく感じやすい仕事といえるでしょう。



「色んな場所に行きたい!色んな人と会って話したい!」という方にとって、経理は少し物足りなく感じるかもしれませんね…。
ルーティーン業務がつまらないと感じる方への解決策
- 効率化を楽しむ
⇨同じ作業でも「どうすれば早く・正確にできるか」を工夫することでゲーム感覚で取り組める - スキルアップの時間に活かす
⇨ルーティーン業務を短時間で終わらせ、余った時間を資格勉強や新しいスキル習得に使う - 決算やプロジェクト業務を経験する
⇨ルーティーンに加えて、決算業務や改善プロジェクトに参加すると変化が生まれる
⑦数字が苦手
「数字は苦手やわ…分析とか絶対ムリ(笑)」
経理は細かい数字がびっしり並んだ資料を作成・確認・分析し、報告や提案をしていく必要があります。
数字に慣れてしまえば徐々に対応できるようになりますが、もともと数字が大の苦手な方にとってはハードルが高い仕事といえます。
そのため「数字を見ただけで頭が痛い」という方には厳しい場面もあるでしょう。



決算資料や請求書は本当に目が回ります(涙)
数字が苦手な方への解決法
- 簿記検定で数字に慣れる
⇨簿記3級・2級を学ぶことで、数字の意味や仕訳が理解でき、数字が“記号”に見えるようになる - Excelで関数や表計算を活用する
⇨SUM・AVERAGE・IFなどの基本関数を覚えるだけで、数字の処理はぐっとラクになります。 - チェック業務から徐々に慣れていく
⇨金額の突合せや請求書チェックなど、数字に触れる機会を少しずつ増やして慣れさせる
工夫と学習次第で、数字の扱いに慣れてくる人はたくさんいます。むしろ、苦手意識を持っていた人の方が「確認を怠らない」という強みになることもありますよ。
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ただし、無料で学べる分、簡単に辞めれてしまうのがデメリット
継続して勉強していける環境を作らないと、すぐに怠けて諦めてしまうのでご注意ください。




⑧スケジュール管理が苦手
「スケジュール管理?? 苦手ですわ(笑)」
そういう方は要注意。経理では スケジュール管理が特に重要 です。
経理の仕事は、決算・支払・税金の申告など「締め日」が絶対に決まっています。
段取りをあらかじめ決めていないと、締め日前にバタバタするのは必至です。そのタイミングでイレギュラー案件が発生すると、残業せざるを得なくなることも…。



特に支払関係のスケジュールをミスすると、会社全体の信頼を損なうことになりかねません。
スケジュール管理が苦手な方への解決方法
- カレンダー・タスク管理ツールを活用する
⇨GoogleカレンダーやOutlookなどを使って締め日を可視化し、アラート機能でリマインドをかける。 - 逆算スケジュールを立てる
⇨「この日までに何を終えるべきか」を明確にしておくと、余裕を持って進めやすい。 - 優先順位をつけてToDoリスト化する
⇨「今日中に必須」「今週中でOK」「余裕があれば対応」に分けて整理する。 - 属人化を避けて共有する
⇨チームのカレンダーや共有シートに落とし込むことで、抜け漏れを防げる。
仕組みを作れば、苦手な人でも十分に対応可能ですし、逆に仕組みを持っている人の方が評価されやすいですよ。
いくつか当てはまるので経理を諦めようと思った方へ



いくつか当てはまる…。やっぱり経理はやめた方がいいのかな?
ここまで紹介してきた特徴に複数当てはまると、不安になってしまう方も多いと思います。
ですが、経理の仕事は慣れで克服できる部分も多いため、数個当てはまったからといって諦める必要はありません。
本当に経理をやってみたい気持ちがあるなら、挑戦してみる価値は十分あります。
ただ、慣れるまでは結構大変です。それだけは理解しておくように!
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今はこうした 企業のリアルな口コミや評判を確認できるサービスも充実しているので、必ず活用しましょう。
社員や元社員の声を参考にすることで、応募先の経理職が「ホワイト寄り」なのか「ブラック寄り」なのかを見極めることができます。
ただし、口コミサイトはどうしてもネガティブな内容が多くなりがち(退職者が不満を書き残すことも少なくないため)。



信頼度を高めるために、複数のサービス・色んな方の意見を比較・検討しましょうね♪
【まとめ】しっかりと自己分析してアンマッチを防ぎましょう
この記事では『経理に向いていない方の特徴』をいくつか紹介させて頂きました。
あらためて内容を整理すると、
- 座りっぱなしでの作業が苦痛
- 外回りや動きのある仕事がしたい人
- Excelが本当に苦手
- 細かい作業が苦痛
- 仕事中でも1人の時間を確保したい
- ルーティーン業務はつまらないと感じる
- 数字が苦手
- スケジュール管理が苦手
いくつか当てはまるなら、経理になった際に少し苦労するかもしれません。
ただ、数個当てはまるからといって経理を諦める必要はありません。慣れや工夫で十分に克服できます!



モチベーションさえあれば、多少の苦手があっても克服しながら成長していけます!



ぜひ今回の記事を参考に、「自分に合っているのか?」を見極めたうえで、自分らしいキャリアを選んでくださいね!












