
「経理に簿記の資格は必要ない!」ってよく聞くんだけど…。



ぶっちゃけ本当なの?
こんにちは、現役経理のTです。
今回は「経理に簿記検定の合格は必須なのか?」についてお伝えします。



「簿記の資格なんて意味ない」という人は結構いますよね…。
本当に必要ないのでしょうか??
この記事では、現役経理がこれまでの経験をもとに、自身の見解をお伝えします!
これから経理になられる方や、簿記検定にチャレンジしようと思っている方はぜひ参考にして頂けると幸いです。
先に結論をお伝えすると、
- 簿記検定は必ずしも必要というわけではない
- 必要なのは知識であって、合格の有無ではない
- 最初は簿記よりもExcelスキルが役立つ場合が多い
- ただし、合格していると色々とメリットあり
- 逆に持っていないことによるデメリットもあり



それでは、詳しく解説していきますね♪
簿記合格は必ずしも必要というわけではない


ぶっちゃけると、経理であっても簿記検定の合格は必須というわけではありません。理由としては、
- 「簿記合格=実務ができる」というわけではない
- 最初のうちは作業を覚えれば、仕事はそれなりにできる
- 実務経験を増やして、簿記・会計の知識を付けていけばそれでOK
企業からすれば、簿記検定合格よりも実務でしっかりと成果を出してくれる方が重要。実務経験が豊富なら、資格が無くてもそれなりに知識はあると判断される場合もあります。
最近では、簿記以外のスキルを重視している企業もあり、コミュニケーションスキルやITスキルに秀でていれば簿記の資格がなくとも仕事で貢献していけることもあります。



経理=簿記というイメージがありますが、必ずしも必要ではありません。
持っていない人もそれなりにいます。
簿記検定の資格がなくても経理で働ける?
意図せず経理配属になってしまった方は、簿記検定なんて受けたことないという方もいらっしゃるかと思います。
そういう方は「資格を取らなければ仕事ができない…」と感じて、焦ってしまうことも。
けど、実際に仕事をしてみると「あれ、案外簿記や会計の資格なくてもいける?」みたいに感じることがほとんどでしょう。
最初のうちは簡単な入金チェックや各種伝票の確認などがメインで任されます。経験者として入社しない限り、いきなり簿記・会計の知識をフル活用するような仕事を任されることはありません。
さらに言うと、最初のうちは簿記・会計の知識よりもExcelのスキルの方が役立ちます。経理の仕事のほとんどはExcelを使うので、逆にExcelに慣れていないとめちゃくちゃ大変です。



最初のうちはそこまで簿記・会計の知識は必要ありません!
仕事の手順を学んで、そこから理論を学んでいく人も一定数いらっしゃいますよ♪
簿記を持っておくメリット・持たない事によるデメリット


ここまで読んだ方の中には「やっぱ簿記なんて必要ないじゃん!」って思った方もいらっしゃるでしょう。
ただ、ちょっとだけ待ってください。そう結論付けるにはまだ早いです!
確かに、マストではないし、最初のうちはExcel操作ができればそれなりの仕事ができます。
しかし、将来的には必ずと言っていいほど、簿記の知識&資格が必要になります!



ここから、実際に簿記をもっておくことで得られるメリット・持ってない事によるデメリットを詳しく解説していきますね♪
簿記検定を持っておくメリット
- 転職・就職の選択肢が広がる
- 実務理解がスムーズになる
- 将来的なキャリアの基盤になる
まず何と言っても1番のメリットとしては、「転職・就職の選択肢が広がる」というところ。
持っていれば絶対に経理へ就職・転職できるというものではありません。ですが、持っていることで応募要件をクリアできるケースが増えます。
また、経理になった後も「実務の理解がスムーズになる」というメリットがあります。
実務で必要な基礎知識が身についているので、上司や先輩から仕事を任された時に「なぜこの処理をするのか?」という仕事の本質的な部分を理解することができます!



資格なしでも働けますが、持っているとキャリアの可能性が広がる&実務をより深く理解できるなどメリットたくさん♪
簿記検定を持たないことによるデメリット
- 転職時の選択肢が狭まってしまう
- 昇格の際に足枷となる可能性もある
やはり1番のデメリットは、転職時の選択肢が狭まってしまうこと。
今はどの企業も募集要項に「簿記2級以上」と記載しているので、持っていないと応募すらできないこともあります。
中には「簿記2級または同等の知識」といった感じで、知識があればOKみたいなところがありますが、実務経験が豊富にあることが前提です。
企業側の本音としては、リアルにこんな感じです。
- 実務経験ありで資格なし:「まあ、知識は筆記試験や面接で確認すればいいか」
- 未経験で資格なし:「せめて簿記検定くらい合格して。話はそれから」
今は良くても、後々になって慌てて勉強しなければならない状況になるかもしれないので、将来的にキャリアアップを考えている方は時間のある時に勉強して合格しておきましょうね。



資格の有無で転職やキャリア形成で大きな差が出るのは事実!
なので、時間のある時にサクッと合格しておいた方が良いですよ♪
最短で簿記検定に合格する方法は?
ここまで読んで頂いて「よし、簿記検定にチャレンジしよう!」思ってくれたなら、筆者としては非常にうれしい限りです。
ただ、間違っても教材だけで独学はしないように。意志が強くないと続きません。
なるべく早く合格したいですよね?合格して転職の準備や本業に集中したいですよね?なら書籍だけで学ぼうとしないでください。講義を受けて学んだ方が間違いなく理解が深まります。
費用をかけたくないのであればCPAラーニングを利用するか、CPA会計学院へ資料請求しましょう!
CPA会計学院も、資料請求(無料)すれば簿記3級相当の内容を無料で学べます。テキスト&問題集を無料で貰えて、講義も無料で視聴できるのでオススメ!



一番はちゃんと費用をかけて退路を断つ!
「合格しないと費用が無駄になる!」というプレッシャーをかけたほうが、挫折せずに学習を継続していけるでしょう。



ただ、どうしても費用をかけたくない人は「CPAラーニング」や「CPA会計学院」を利用してください!
絶対に教材だけの学習はやめましょう。簿記が嫌いになるだけでなく、仕事へのモチベも下がってしまう可能性もあります…。




通信講座の選び方
タイプ・重視ポイント | おすすめ通信講座 |
---|---|
基礎から手厚い指導を受けたい! | 資格の大原 |
コスパ重視!費用は最小限! | スタディング |
独学スタイルで学習したい! | ネットスクール |
効率よく短期合格したい! | クレアール |
紙テキストでゆるく学びたい! | ユーキャン |




まとめ
この記事では、「経理に簿記検定の資格は必要なのかどうか」についてお伝えしました。
あらためて内容を整理すると、
- 簿記検定は必ずしも必要というわけではない
- 必要なのは知識であって、合格の有無ではない
- 最初は簿記よりもExcelスキルが役立つ場合が多い
- ただし、合格していると色々とメリットあり
- 逆に持っていないことによるデメリットもあり
ぶっちゃけ、簿記合格はマストではありません。簿記を持っていなくても普通に働いている方はいらっしゃいます。
また、最初はそこまで簿記の知識が必要ない仕事を任されることがほとんど。簿記よりもExcelスキルの方が仕事に役立つ場合もあります。
ただ、資格の有無によって転職やキャリア形成で大きな差が出るのも事実!
なので、必要かどうかは自分のキャリアプランや職場のニーズに合わせて判断しましょう。



簿記の資格が必要かどうかは自分によりけり。
ただ、個人的には持っておいた方がいいと思います!



最終的には自身のキャリアプランや今の仕事で求められていることを鑑みて判断しましょうね!